2018年3月29日
檀家とは?
檀家とは?
昔々の事はさておき、寺院が宗教法人になってからの檀家について簡単に説明させていただきます。
結論から申し上げます。
都市部では、お寺が10件ありますと10通りの「檀家」についての解釈があります。
ご住職によって、檀家についての考え方が異なるようです。
あるご住職は、「うちの寺に法事を依頼してくるお宅」と仰いますし、別のご住職は「月参りにお邪魔しているお宅」と仰います。
また、別のご住職は、「うちの寺の墓地や合祀墓に埋葬された全てのお宅」と考えておられます。
在家(一般人)の方々は、「檀家=寺へ寄付をする義務の家」と考えておられるようですが、都市部の寺院では法事の回数(頻度)は別として、「お葬式や法事など、亡くなられた方の供養を依頼してくださる家」と考えているご住職が多いようです。
法外な寄付金を迫られたというような類の噂はすぐに広がりますが、中には強硬な姿勢で寄付の依頼をされるご住職もおられるようです。
ご住職の人柄や、そこのお寺の檀家総代など役員の方々の人柄で、檀家さんの役割もお寺によってずいぶん違います。
今までずっと、法事やお仏壇への月参りなどの高齢者の方々の年金の一部が「御布施」としてお寺の運営を支えてきましたが、お寺によっては布教の手法を見直し、年金に依存しない運営に切り替え始めつつある所もございます。
少子化になり、終活をされている方も増えてまいりました。
最近では、ご自身の入るお墓を探されている方からの問い合わせも増えています。
お墓を探すということで、気の合うお寺さんとの良いご縁を育んでいただければと願っています。
執筆
永代供養墓施工
有限会社 オフィス石太郎
店長 柳田 貴人
電話 075-693-7345
京都市南区西九条蔵王町11