京都府宇治市の永代供養墓のある墓地

日々のお勤め

近親者を亡くされた方の中には、一日のどこかで、故人様と向き合う時間が欲しいということを言われることがあります。少しの時間であってもお墓の前や仏壇の前で手を合わせるのは大切なことです。

その時間は、自分自身と向き合う時間とも言えます。

今回はお仏壇でのお勤めについて書いていきます。

 

 

お仏壇

黄檗宗では、お仏壇を安置する場所に決まりはありません。お寺は、北を背に建てられていることが多く、条件が許すのであれば同じく北を背に置かれると良いです。

一番大切なことは、家族が落ち着いてお参りできる場所に安置することです。

 

お仏壇の祀り方は、以前に書いておりますので下記のものをご覧下さい。

お仏壇の祀り方を教えて下さい。 (宝善院HP)

 

お勤めの仕方

まず、家族が朝食をとる前に、お仏飯・お茶(水)をお供えし、蝋燭に火を灯し、線香を立てて合掌礼拝を行って下さい。

もし、可能でしたら、お経を読まれるとなお良いでしょう。

お勤めは、これでなければいけないというものは、ありません。

それぞれが、出来る範囲で続けられるものをなされることをお勧めします。

お経などは、それぞれの菩提寺様にお尋ね下さい。

各宗派、檀信徒様向けの経本もあります。

当院に、お尋ね頂いても結構です。

 

お数珠

お数珠は基本的に左手で持ちます。

左手の親指を除く四本の指にかけて下さい。

 

お線香の数

1本で良いです。

献ずるお香の煙が、広く十方界に行き渡り、諸仏・諸菩薩、またご先祖様の供養になるよう願い線香を立ててください。

 

 

日々のお勤めについて、書かせて頂きました。

お経や作法、とても大切なものです。ただ、そこに故人様・ご先祖様を思う気持ちが一番大切です。

その気持ちで、ひとつ手を合わせる時間を持ってもらえたらと願っております。