離婚した母の遺骨をどこに納めるべきですか?
お母様の遺骨の納め先に困られている方が相談に来られました。
その方は長女で兄弟もおられず、結婚もされている方でした。
当初は、お母様の実家のお墓に入る様に考えていたらしいのですが、そこに断られ大変困られていました。
さらに、お葬式などで貯金の大半を使ったらしくお墓を建立する費用は出せないけど、お墓に入って頂きしっかりと供養がしたいというものでした。
幸い、その相談に来られていた方が住まれているのが宝善院に近い所でしたので、その方にとってお参りしやすい当院の合同の永代供養墓みちびき地蔵さんに入られることを勧めました。
お寺の雰囲気に好感を持て頂いたようで、その日に当院とご縁を結ぶことを決められました。
納骨の当日、納骨前に本堂でお母様の供養の為にお経を上げ、みちびき地蔵さんへ納骨を済ませました。
納骨のお経を終えると、その方は安堵したのか涙をみせながら感謝の気持ちを伝えて頂きました。
ただ、一心に供養の為にお経を上げただけでしたが、その方の心の安寧にも繋がったようでした。
少しでもお役に立てれたという実感があり、宝善院として素直に嬉しく、これからも怠ることなく、皆様のお役に立てるよう精進していかないといけないと感じました。
話が少しそれましたが、当院の永代供養墓に限らず、今はそれができるお寺や霊園はたくさんあります。
お墓を求める時は、自分たちがお参りしやすい所をお勧めします。
今回の場合、合同の永代供養墓に納骨することで解決しましたが、他にも方法はたくさんあります。
いくつか例を挙げておきます。
ひとつ参考になれば幸いです。
その他の方法
【一般のお墓】
この場合、お母様の為にお墓を建立することになります。
建立にあたって、永代使用料と墓石代がかかります。
決められた管理費を毎年納めます。
【個別の永代供養墓】
建立にあたって、納骨料と永代使用料が必要です。
管理費等の維持費が不要なものが殆んどです。
【納骨堂】
骨壺のまま安置頂きます。
一定の管理費等が必要です。
考える時間が欲しい場合
【自宅に安置】
祭壇などを組み、一時的に安置頂きます。
【寺院等に預ける】
納骨堂や本堂などに、一時的に安置頂きます。
管理費等が必要です。
上記以外の方法も多いにあると思います。
お困りの場合は、菩提寺様や、ご葬儀の時にお世話になった和尚様、身近な寺院様など相談しゃすい所に一度ご相談されることをお勧めします。それにより、解決に向かう切っ掛けが生まれるかもしれません。
お困りのことが解決し、故人様を含め皆様が安穏な日々に戻れるようお祈りいたします。